地域の人々の支えでありたい。(松山神社宮司) |
営業部:河 久也 2013年08月01日 |
松山神社への取材当日、心配されていた天気が少しずつ回復へ。
神のご加護か!?なんて思いながら、
いつもお世話になっている3代目宮司をお訪ねしました。
松山神社の起源は、菅原道真が延喜元年(901年)大宰府に配流された時
この地に立ち寄ったことに始まります。
現在のように代々引き継ぐようになられたのは、
地元で教師をしていた宮司の祖父の代から。
弊社とは半世紀を越えるお付き合いをさせていただいています。
毎年お正月に会社としてお参りをさせていただき、
入社式では社務所の会議室をお借りするなどお世話になっています。
社務所も建てさせていただきました。
現在の宮司は大学卒業後、一般の仕事を10年ほど経験されてから
先代のもとで修業を始められました。
しかし先代が急にお亡くなりになったため、
37歳という若さで宮司を任されることに。
「引き継ぐ事がまだたくさん残っていて苦労しましたよ。
地域の方々の顔も分からない。もちろん相手も私の顔を知らない。
若かったから年配の方と接するのにも気を遣ったし。
後を継ぐ予定の息子は今は一般の仕事をしてますが、
休みの日に仕事を手伝わせたり、地域の方々へ顔繋ぎをしたりして
少しずつ準備をしているんです。」
そう話す表情には、神社を守る責任と
子供に苦労をさせたくない親心が見え隠れしていました。
お話しを伺っている間にもお参りに来る方がいらっしゃいます。
「普段からお参りに来る方はたくさんいらっしゃいますよ。
心のよりどころにしてくれるみたいで、それが嬉しいですね。
私が話を聞くだけでも心が救われると仰ってくれます。
相談をしに来るだけじゃなくて何かあったら神社に来る。
これは昔から変わりませんね。私にとっては当たり前のこと。
地域に親しまれる。それが神社の本来の姿やと思ってます。」
“地域に親しまれる”という宮司の言葉に大変共感しました。
弊社は東淀川区に会社を立ち上げて約40年。
松山神社の歴史には到底及びませんが、同じ気持ちを持つ者として、
これからも共に地元を盛り上げていきたいですね。
所在地/大阪市東淀川区小松4丁目
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2013年08月01日 | 東淀川区 | カテゴリー: 歴史文化